院長あいさつ

医療法人社団 啓晴会
かんばら歯科クリニック 院長

神原 啓介
Keisuke Kambara
◯◯◯◯学会 認定医
◯◯◯◯学会

History

東京医科歯科大学 卒業
かんばら歯科クリニック 開業

Greeting from the director

このたび、ご縁があり足立区西新井にて「西新井駅前かんばら歯科クリニック」を開院させていただくことになりました
院長の神原啓介(かんばら けいすけ)です。
気恥ずかしくなるような内容ですが、歯医者さんとしての私の想いを書いてみましたので、ぜひご一読頂けると幸いです。

まさか自分が歯医者さんになるなんて!

実は私は、歯医者さんになりたかったわけではありません。子供の頃からの夢であったパイロットになるために、高校卒業時に、航空自衛隊に入るつもりでした。

しかし 、親の熱心な説得もあり、家業の歯医者になるため、歯学部に進学しました。

しかし、心の片隅にあるパイロットへの夢があきらめきれず、アメリカで訓練を受け、今回がラストチャンスと決め、大学卒業時に大手航空会社の自社パイロット養成コースを受験しました。結果は・・・あえなく不合格。当時は、失意のどん底でした。

しかし、捨てる神あれば拾う神ありです。航空会社の就職試験で全国の有名大学の卒業生と互角に戦うために、歯学部在学中にコツコツと勉強していたおかげか、縁あって日本の歯学部の最高峰である、東京医科歯科大学の大学院に進学できることになりました。

西新井駅かんばら歯科クリニック院長の過去の夢

私は 歯をほとんど削らないプロです

大学院での私の研究テーマ(専門分野)は、「接着歯科」でした。分かりやすく言うと、「治療の際に、歯を削る量をいかに最小限にするか」という研究です。

下の写真を見てください。「接着歯科」の治療技術を使うと、ほんのわずかな小さな部分だけを削るだけで済み、複数種類の白色の材料を使うことによって、痛みを感じるひまもないくらい短時間でハイクオリティな治療を行うことができます。


西新井駅かんばら歯科クリニックの治療前後

おそらく他の歯医者さんは、どこまでが本物で、どこからが治療した場所か全く分からないと思います。

子供にやさしい歯医者さんを作りたい

大学院を卒業後、埼玉県や新宿区、墨田区、足立区の歯医者さんで長年、勤務医として経験を積んできましたが、「接着歯科」の技術を生かした「痛くない、削らない、抜かない」という私の治療コンセプトは、本当に多くの方に喜んで頂きました。65歳くらいのご年配の男性患者にいたっては、治療されたことに気づかないくらいでした(笑)

しかし、順風満帆なことばかりではありませんでした・・・。私は、子供の治療がとても苦手だったのです。治療技術には自信があるものの、小さな子供の場合、治療を始める前に泣かれてしまうことも多く、私はオロオロするばかりで、歯科衛生士さんに助けてもらっていました。

そんなとき、勤務先の尊敬する先輩ドクターから、「神原君、患者さん一人一人に、自分のペースや考え方があるんだから、それに合わせて治療をしなければダメだよ。特に小さな子供には、歯医者さんが嫌いにならないように、気長にマイペースに治療をしなければいけないよ」、とアドバイスをもらい、私の子供に対する診療スタイルが劇的に変わりました。

自分の転機となったのは、3人姉妹の末っ子の女の子が来院したときでした。その子は治療を極度に怖がるあまり、他医院で何も治療をしてもらえませんでした。私は、先輩ドクターの言葉を胸に、その女の子が自分を受け入れてくれるまで根気よく、治療で使う診療器具を触らせたり、おままごとの話をしたり、来院しても無理に治療をしない日々が3ヵ月くらい続きました。

すると、何度も来院するうちに、だんだん歯磨きをすることが好きになってくれ、徐々に私に口の中を触らせてくれるようになっていきました。半年後には、少し歯を削ったりしても嫌がらなくなり、ついには、持ち前の自分の強みである「接着歯科」の治療技術を生かして、短時間でササっと治療をすることができました。

その瞬間、長年、自分の目の前にあった子供の治療に対する苦手意識のモヤモヤが、パァーっと明るくなる気持ちがしました。
今では、その女の子は虫歯がないので、昔ほど歯医者さんにきていませんが、今では8歳になり、歯医者さんの前を通るたびに、あいさつをしてくれます。

他にも、自分からお母さんに歯医者に行きたいと言うようになってくれた歯医者嫌いだった4歳の男の子や、歯医者の予約日でもないのに絵を描いてもってきてくれた3歳の女の子など、今では、歯医者が苦手な子供たちが私のことを信頼してくれ、安心して治療を任せてくれるときが、歯医者として喜びを感じる瞬間となっています。

西新井駅かんばら歯科クリニック院長の小さな患者さまからの感謝のお手紙

最後に皆さまへ

近年、働くお母さんの増加とともに、虫歯になる子供が増えてきていると感じています。私は、そんな子供を一人でも減らしたいと思いから、下記のような歯科医院を作ってまいります。

  • 働くお母さんも子供も一緒に通えるように、夜遅くまで診療する
  • お子さまが怖がらないように、楽しいキッズスペースを設置する
  • 高齢者やベビーカーにも嬉しい、バリアフリーにする
  • 通うのに便利な駐車場を完備する
  • 24時間予約可能なWeb予約を導入する
  • 子供・大人・高齢者、すべての方に「痛くない、削らない、抜かない」3つのコンセプトを大切にする

誠実に、丁寧に、心を込めて治療をして参りますので、西新井駅の周辺住民の皆様のホームドクターとして信頼され、「神原先生のところにきてよかった」と思って頂ければ、歯科医として、これ以上幸せなことはありません。

これからも皆様の声に真摯に耳を傾け、慢心することなく常に学び続け、皆様の健康を陰ながら支えさせて頂く所存ですので、どうぞよろしくお願い致します。

医療法人社団 啓晴会

西新井駅前かんばら歯科クリニック

院長 神原 啓介 (かんばら けいすけ)